解析エラーの解決方法

この記事では、CursorでRを動かして解析している際に発生したエラーへの対処法を解説します。

基本的には、「エラーの内容をそのままAIに投げるだけ」 です(笑)。

この記事では、初心者の方でもわかりやすいように、実際のCursor画面を参照しながら手順を具体的に説明していきます。

1. エラーの内容をAIに伝える

コードを実行すると、ターミナルに「Error~」から始まるメッセージが表示されることがあります。

このとき、エラーが出たコードも含めて選択し、Add to Chatをクリック、または Ctrl + Shift + L を入力してChatに送ります。直接Chatペインにコピペしてもかまいません。

AIにエラーの原因を正確に特定してもらうために、Error…の箇所だけでなく、エラーが出てしまった原因のコードもAIに渡す必要があります。 エラーの直前のコードよりもずっと前のコードに原因がある可能性があるときは、疑わしい箇所までさかのぼって選択し、AIに渡すようにしてください。

上記の操作により、エラーの原因となったコードとエラー内容がChatの上部に表示されます。そこに対して「エラーの解決方法を教えてください」などのメッセージを入力し、submitをクリックまたは Enterで送信すればOKです。

どうやら、ols()を使用するには、rmsパッケージをあらかじめ読み込む必要があることが判明しました。

2. AIから提案された方法を試す

AIが提案したコードにカーソルを合わせると、「Ask」「Copy」「Apply」などの選択肢が表示されます。

  • Ask: 提案内容に対してさらに指示を与えて、改めて回答を得るときに使用します。たとえば、パッケージのインストールを含めたコード実行方法を尋ねることもできます。
  • Copy: 提案されたコードをコピーします。
  • Apply: 提案されたコードを適用します。

Apply機能は、APIから使用するモデルなど、一部では使用できないことに注意してください。 このとき下記のようなメッセージが表示されます。

Apply機能が使えない場合は、該当箇所をコピーしてエディタに貼り付けるしかありません。どうしてもApply機能を使いたい場合は、claude-3.5-sonnetなどのApply機能に対応したモデルを使用してエラーを解決してもらいましょう。

提案されたコードをApplyすると、変更前のコードが赤、変更後が緑で並べて表示されます。

Acceptボタン(または Ctrl + Enter)で変更を承認します。Rejectボタン(または Ctrl + Delete)で修正を取り消します。

Acceptを選ぶと変更が反映されます。

3. エラーが解決しないときのコツ

AIから提案された方法でエラーが解決しない場合もあります。たとえば、以下のような手段で再度アプローチしてみてください。

一度エラーが解決しなかったChatに続けて同じような質問を投げかけても、回答の精度が上がることはあまりありません。「押してダメなら引いてみる」というように、少し目先を変えた指示を与えることが解決の近道です。

まとめ

この記事では、CursorでRを動かしている際にエラーが出たときの対処法を紹介しました。

  • ターミナルに表示されるErrorメッセージを確認し、エラーの原因となるコードを含めてAIに渡す。
  • AIが提案する修正コードをさらに検討したいときは「Ask」を、コードを実際に置き換えたいときは「Apply」を使用する。
  • 「Apply」機能が使えないモデルではコピペで対応。
  • もし解決しなければ、少し質問を工夫して再度試す。

この記事が、CursorでRを使うあなたの一助となれば幸いです。エラーに遭遇しても、この記事を思い出して落ち着いて対処してください。

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