Cursorの参照機能:解析のコンテクストを共有しよう

Cursorの「@Symbols」機能について

Cursorで「Command K」や「CHAT」、「Composer」でAIに指示を与えるときに、様々な情報をコンテキストとして与えるための機能です。

利用可能な @Symbols

  • Files
  • Folders
  • Code
  • Docs
  • Git
  • Notepad
  • Codebase
  • Lint errors
  • Web
  • Definitions

Files

@Filesにより任意のファイルを参照させます。別のRファイルを参照させてコードを生成させるなどの使い方ができます。
@FilesでCSVファイルなどが候補に出てこない場合はファイルをAIペインにドラッグアンドドロップしたり、左側のバーから右クリックで「Add Files to Cursor Chat」を選択することでAIに参照させることができます。

「Chat」や「Composer」では#を入力するとFiles参照にショートカットできます。

Folders

@Folders により、フォルダー全体を参照させることができます。

Code

@Codeにより関数名を入力することで、コードブロックを参照させます。
コードを範囲選択をした後 Add to Chat あるいは Add to Edit を選択することでも同様です。

Docs

AIが知らない情報を補完するための資料をインデックスし、コンテキストとして利用することができます。たとえば最新のRのパッケージのドキュメントなどです。一般的にはRAGと呼ばれる仕組みに似た機能です。資料に記載された情報をもとにAIが回答を生成します。これにより、AIが本来知らない情報についても、適切な回答を生成できます。資料をDocsに追加するには Cursor Settings > Docs > Add new doc から行うことができます。@Docsからも追加することができます。

Git

Gitリポジトリの情報を参照したい時に使用します。

以下の2つの機能があります。

  • @Commit (Diff of Working State)
  • @PR (Diff with Main Branch)

Notepad

@NotepadでNotepadを参照できます。
NotepadはCursorの機能の1つで、Cursorの中でmarkdownでメモを取ることができる機能です。
Notepadには統計解析環境のテンプレートなどを記載しておきます。

  • プロジェクトの概要
  • 統計解析の手順
  • コードのテンプレート
  • 参照する必要がある資料
  • チームで作業する場合に統一されたルール

Codebase

@Codebaseを使用すると、Cursorで開いたプロジェクトフォルダにあるソースコード全体から、最も関連性の高いコードを参照します。

Lint errors

@Lint errorsで現在のファイル内の構文エラーの情報をAIに参照させます。

Web

@webでユーザーが入力したプロンプトとコンテキストから Web を検索し、検索結果を考慮した上で回答を返します。

Definitions

@Definitionsで近くにある変数・関数などの定義を参照します。

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